前々から欲しかった「Rakuten Mini」が楽天モバイル(MNO)サービスエリア外でも購入できるようになったので購入しました。
ちなみに私が購入した時は定価でしたが今は6月17日まで1円での販売を行っているのでレビューを読んで興味が出たら購入してはいかがでしょう。
- 本体サイズがとても小さい
- 画面サイズが小さい
- FeliCa(おサイフケータイ)対応
- 対応するSIMがeSIMのみ
- microSDスロットがない
- 電池持ちがかなり悪い
- 防水の等級が低くIPX2と所謂防滴
- 顔認証や指紋認証に非対応
Rakuten Mini
スペック
モデル | Rakuten Mini |
---|---|
OS | Android 9 |
カラー | ナイトブラック、クールホワイト、クリムゾンレッド |
SoC | Qualcomm Snapdragon 439 オクタコア |
ディスプレイ | 約3.6インチ(1,280 × 720)HD |
メモリー | 3GB |
ストレージ | 32GB |
バッテリー | 約1,250mAh |
カメラ | リアカメラ 約1,600万画素 f/2 フロントカメラ 500万画素 f/2.2 |
サイズ | 約106.2 x 約53.4 x 約8.6mm |
重さ | 約79g |
VoLTE | Rakuten VoLTE対応 |
ネットワーク | FDD-LTE Band 1/3/18/19/26/28 TD-LTE Band 41 WCDMA Band 1/6/19 GSM 非対応 |
microSDスロット | 非搭載 |
SIMスロット | 非搭載(eSIM) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
おサイフケータイ(FeliCa) | 対応 |
防水防塵 | IP52 |
パッケージ
弁当箱じみた平たいパッケージになっています。
側面には製造メーカー輸入業者が書いてあります。
パッケージを開けるとRakuten Mini本体が見えます。
付属品
付属品はUSBケーブル、USB Type C to 3.5mmイヤホンジャックの変換ケーブル、ACアダプター、説明書となっています。
外見
既にガラスフィルムを貼ってしまっているので若干不適切ですがRakuten Miniのディスプレイ側はこんな感じです。
撮影環境が不適切で虹色掛かってしまっていますが背面は今回購入したのがブラックなので黒色です。
背面は多分ガラスを使った物で鏡面仕上げになっていますが写真の様にパターンがありキレイかと思います。
側面のカラーはガンメタっぽい色合いで金属っぽさが有りますが恐らくプラスチック製の様です。
側面下部にはUSBポートとスピーカーホールがあります。また、今のスマートフォンとしては大変珍しくストラップホールが角に空いています。
右側面に電源ボタンや音量ボタンが集中しているので左側面には何も有りません。
カメラは今どきのスマートフォンの例に漏れず微妙にですが出っ張っています。
Unihertz Atomとサイズ比較
超小型のスマートフォンと言うとUnihertz Atomが思い浮かびます。Unihertz Atomが2.45インチ、Rakuten Miniが3.6インチと結構画面サイズは違います。
歴然と筐体のサイズは違いますがディスプレイサイズほど大きさは違いません。
Unihertz Atomの方がバッテリー容量がかなり大きいので厚みは大差があります。
ディスプレイのサイズの差は写真を見れば歴然とした差があります。
参考 Unihertz Atom速攻レビュー おサイフケータイやVoLTE対応をチェック
ソフトウェア
ソフトウェアは楽天系のアプリが入っている以外はほぼAOSPです。
ホームアプリはサークルタイプのアイコンを敷き詰めた様な独特なホーム画面です。
ほぼAOSPと言いましたがAOSPからカスタマイズしてある部分にキャリアのラベルが画像の様にステータスバー左端に表示されます。
ベンチマーク
Antutu Benchmark
総合スコア | 93147 |
---|---|
CPUスコア | 39928 |
GPUスコア | 9362 |
UXスコア | 1600 |
MEMスコア | 27857 |
Geekbench
シングルコアスコア | 175 |
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マルチコアスコア | 818 |
ベンチマークの結果は値段の割にはハイスコアです。下位のSnapdragon 400シリーズでは有りますがオクタコアCPUになっているおかげでしょう。
使用感
超小型のスマートフォンなので普通に使えるかと怪しむ人も多いかと思いますが案外普通に使えます。
Unihertz AtomですとQWERTY入力だとやはり入力ミスがどうしても起きましたがRakuten Miniでは多少気をつければミスなく素早く入力できます。
やはりディスプレイが小さいので文字サイズを妥協するか情報量を妥協するかの二択になり文字サイズを妥協しても今時の大画面スマートフォンと比べると一画面辺りの情報量が減りスクロールの回数が増えます。
動作は結構サクサク動く感じですが重いアプリなんかだと結構起動時に時間がかかったりします。正直このサイズのスマートフォンでバリバリゲームをする人もあまりいないと思いますので十分以上の性能だと感じます。
バーコードやQRコードの表示に画面が小さくてうまく読み取れない時があり、ユーザー補助で画面の拡大をすればいいと思いますが微妙に困ります。
電池持ち
バッテリー持ちは悪いと言い切っていいでしょう。画面をつけて操作していると精々2、3時間程度しか持ちません。
画面を点けていないスリープ状態でも3、4日持てばいい方でしょう。
メインで使う人も少ない気もしますがそう云う使い方をするのならモバイルバッテリーは必須です。
カメラ
カメラの画質はお世辞にも良いとはいませんが値段の割にまともに写ります。複数のスマートフォンで写真を撮る時に撮るのを途中まで忘れてしまったので取り敢えず2枚しか有りませんが参考にして下さい。
写真をクリックすると原寸大で見れます。
TINNO C330 (3.89mm, f/2, 1/24 sec, ISO200)
TINNO C330 (3.89mm, f/2, 1/20 sec, ISO922)
アクセサリー
ケース
純正のTPUタイプのケースを購入しました。
製造メーカーはレイアウトになります。
ボタンの上下に穴を開けてボタンを押しやすくする加工がされているなど悪くは有りません。若干サイズが大きく緩い感じがあります。
こちらのトライタンのケースの方が良かったかなと思わなくもないです。
フィルム
純正のガラスフィルムを購入しました。
製造元はパッケージに有るようにラスタバナナです。
ガラスフィルムは黒い枠がある全面保護タイプのガラスフィルムで全面吸着ではなく黒い部分のみ接着剤が塗ってあるタイプになります。割と画面に黒い枠が被っているのでその部分が気になります。滑りやタッチ感度は悪く有りません。
ネットワーク
対応するバンド的には楽天モバイルとau、ドコモで使えそうな感じです。実際はVoLTEへの対応が楽天モバイルのみなのでドコモはともかくとしてはauは微妙な気がします。
また、eSIMを発行している通信会社が限られているので現時点ですとほぼ楽天モバイル専用の様な感じです。
一応IIJmioはデータプランのみになりますがeSIMを発行しているのでそちらを使うくらいでしょうか。
まとめ
やはりmicroSDスロットがない点とeSIMのみの対応な点が残念ですが、おサイフケータイとこの画面サイズを両立したスマートフォンは現行のスマートフォンとして唯一無二なのでなんだかんだ言っても魅力的な機種です。
コメント
顔認証使えますよ?
ただのカメラでの顔認証なので書くまでもないかと思い書いていません。